- 情報は集めている。
- YouTubeも見ているし、作業もしている
- それなのに前に進んでいる実感がない。
「結局、どう動けばいいんだろう…」
そう考えたまま、手が止まってしまう。
動画編集を独学で始めた人の多くが、
一番最初にぶつかるのがこの悩みです。
調べれば調べるほど、言っていることはバラバラ。
基礎が大事という人もいれば、
とにかく数をこなせという人もいる。
中には、最初から上級スキルを勧めてくる人もいます。
その結果、
「今の自分は何をやる段階なのか」
「この勉強は本当に意味があるのか」
わからなくなってしまう。
実際、
進む順番が見えないまま情報収集を続け、
不安を抱えたまま挫折していく人を
何人も見てきました。
でも、これは才能や努力不足の問題ではありません。
独学でやっている以上、迷ってしまうのはごく自然なことです。
誰だって、
いきなり大金を払うのは怖い。
まずは自分の力でやってみたい。
そう思って独学を選ぶのは、むしろ真っ当な判断です。
この記事では、
- なぜ独学だと初動で迷いやすくなるのか
- 多くの人が無意識にやってしまう間違った動き
- 迷わず進むための最低限の考え方とロードマップ
この3つを整理していきます。
読み終わる頃には、
少なくとも 「今の自分が次に取るべき行動が見えない」状態
からは抜け出せるはずです。
なぜ最初で迷ってしまうのか
動画編集を独学で始めると、
多くの人が「初動で立ち止まる」状態に陥ります。
これは、やる気がないからでも、
理解力が低いからでもありません。
原因はシンプルで、
独学には“迷いが生まれやすい構造”があるからです。
1. 学習の手順がわからない
独学の場合、
「今はどの段階なのか」が非常にわかりにくい。
- まだ基礎をやるフェーズなのか
- 仕事を目指していいフェーズなのか
- もっと練習が必要なフェーズなのか
この判断ができないまま進むことになります。
さらに今は情報が膨大に溢れていて、
どの情報を参考にすればいいのか
分かりづらい時代でもあります。
雑多に情報を集めて、
「あれもやって」、「これもやって」となると
自分がどこに向かっているのかわからなくなります。
その結果、
「次は何をやればいい?」
「とりあえずまた基礎を繰り返さないといけない?」
と常に不安がつきまとう。
フェーズが見えないまま進むと、人は必ず立ち止まります。
これは例外なく、ほぼ全員に起こります。
2. 判断基準を持っていない
独学では、
「今の状態でOKかどうか」を判断する基準がありません。
- このレベルで仕事になるのか?
- このクオリティはまだ足りないのか
- もう営業していいのか
すべてを自分ひとりで判断しなければならない。
でも、
経験がない状態で正解を判断するのは不可能です。
その結果多くの人が、
安全そうな「勉強」や「情報収集」に戻ってしまいます。
3. 目標までの道筋が見えていない
もうひとつ大きいのが、
ゴールから逆算できていないことです。
- 「最終的にどうなりたいのか」
- 「そこに行くまでに何を通過するのか」
目標が決まっていても、
そこにどうやって進めばいいのかという道筋が見えていないと、
一つ一つの作業が正しいのか判断できません。
結果として、
- 今日はこれでいいのか不安
- 明日は何をすればいいかわからない
- 進んでいる感覚がない
という状態になります。
行動が止まってしまう本当の理由
迷ってしまう最大の原因は、
「やることが多いから」ではありません。
「今やっていることが正しいのか」
それを確認できないからです。
正解かどうかわからない行動は、
人を確実に疲れさせます。
さらに「間違っているかもしれない努力」を、
長く続けることができません。
そして、
迷い → 行動が止まる → モチベーションが下がる
という流れに入ってしまう。
ここまで来ると、
「自分は向いてないのかもしれない」
と感じ始めてしまいます。
でも、
これは独学の構造上、誰でも通る道です。
次の章では、
こうした迷いの中で、多くの人がやってしまう
「間違った動き」について整理していきます。
多くの人がやりがちな“間違った動き”
迷っている時、多くの人は無意識のうちにある行動パターンに陥ります。
それは、大きく分けると次の2つです。
- 自信がなくて、先に進めないタイプ
- わからないまま先に進みすぎるタイプ
どちらも一見正反対ですが、
「今、自分がどの段階にいるのか」が
見えていないという点では同じ状態です。
1. とりあえずチュートリアルを繰り返し続ける
一番多いのがこのパターンです。
- チュートリアル動画をひたすら見る
- 基礎講座を何周もする
- 新しい解説動画を探し続ける
「まだ自信がないから」
「もう少し勉強してからにしよう」
そう思っているうちに、
気づけば何ヶ月も同じところをぐるぐる回ってしまう。
勉強自体は悪いことではありません。
ただ、目的がない勉強は成長につながりません。
この状態が続くと、
「自分は全然成長していないんじゃないか」
という不安だけが大きくなっていきます。
次第に勉強に疲れていって手も止まってしまう
2. いきなり上位スキルを目指し始める
逆に、こういう人もいます。
- いきなりAfter Effectsに手を出す
- 難しそうな表現ばかり追いかける
- プラグインやテンプレートを集め始める
一見、仕事でも使えそうで良さそうに見えますが、
仕事を取る前の段階では必要ないことがほとんどです。
誤解してほしくないのですが、
After Effects自体を否定しているわけではありません。
問題なのは、
「仕事を取る前に、上位スキルを身につけにいくこと」です。
この順番を間違えると、
- 一番仕事で使う「基本的な編集作業」が疎かになる
- 仕事に直結しないスキルばかり増える
- いつの間にか勉強することが目的になる
実際、初心者が最初に受ける仕事の多くは、
カット・テロップ・簡単な構成調整といった
いわゆる「普通の編集作業」です。
結果として、
時間は使っているのに、
なかなか「稼げる状態」には近づけません。
3. 準備不足のまま営業に出てしまう
もうひとつ多いのが、
「とにかく動かなきゃ」と思って、いきなり営業に出るケースです。
- ポートフォリオもない
- 何ができるか説明できない
- 自分の強みが整理できていない
この状態で営業しても、
仕事が取れないのは当然です。
そして、最初の営業で断られたとき、
「やっぱり無理だったんだ」と思ってしまう人は少なくありません。
さらに
「やっぱり動画編集は稼げない」
「自分には向いていない」
と、間違った結論にたどり着いてしまいます。
なぜ間違った道に進んでしまうのか
これらの行動は、
本人が怠けているからでも、
考えが浅いからでもありません。
「今、何をすべきか」が見えていないだけです。
- 進むべき道筋がわからない
- 判断基準がない
- ゴールから逆算できていない
その結果、
「止まる」か「飛ばしすぎる」か、
どちらかに偏ってしまう。
どちらも、
正しい順番が見えていれば起こらない失敗です。
次の章では、
こうした迷いを生まないために、
独学でも最低限押さえておきたい
「シンプルなロードマップ」について整理していきます。
④ 独学で迷わないための最低限ロードマップ
ここまで読んで、
「じゃあ結局、何からどう進めばいいの?」
と思っているかもしれません。
安心してください。
独学で迷わないために必要なのは、
難しいノウハウでも、特別な才能でもありません。
必要なのは、「正しい順番を知ること」だけです。
才能でも、センスでもありません。
ステップ① まずは目的を決める
最初にやるべきことは、
スキルを学ぶことではありません。
目的を決めることです。
例えば、
- 副業で月5万円を稼ぎたいのか
- ガチのクリエイティブ映像制作をしたいのか
- 自分のYouTubeやSNS用の動画を作りたいのか
この目的によって、
進むべきレールは大きく変わります。
目的が決まっていないと、
- 何を学べばいいのか
- 何をやらなくていいのか
この判断ができません。
迷いの正体は、目的が曖昧なことです。
この記事に辿り着いた方はまずは副業で5万でも稼げればという方が
多いと思うのでその前提で進めます。
ステップ② 仕事で求められるレベルを知る
次にやるべきは、
「仕事で求められる編集レベル」を知ることです。
ここで大事なのは、
プロのトップレベルを目指さないこと。
最初に目指すのは、
- 最低限、仕事として成立するレベル
- クライアントに価値を提供できるレベル
です。
多くの人が、
「すごい編集」を目指そうとして迷います。
でも実際は、
仕事で求められる編集は、意外とシンプルです。
多くの初心者が思っているほど、
最初に求められる編集レベルは高くありません。
この基準を知らないまま進むと、
いつまでも「足りない気がする」状態から抜け出せません。
ステップ③ 必要最低限のスキルだけを習得する
目的と目標レベルが決まったら、
そこに必要なスキルだけを身につけます。
ここで大切なのは、
やりすぎないこと。
- いきなり上位スキルに手を出さない
- 関係ない表現を詰め込まない(仕事をしながら身につけるのがいい)
- 勉強だけで満足しない
「仕事に出られるレベル」に達したら、
一度そこで止めてOKです。
完璧になるまで待つ必要はありません。
⇩「じゃあ、その最低限のスキルって具体的に何?」
と思った方はこちらで詳しく解説しています。
ステップ④ まずは現場に出ること
最低限のスキルが身に付いたら現場に出ましょう。
動画編集の成長は、
実際の仕事を通して一気に進みます。
- クライアントからの修正
- 求められるスピード
- 実務ならではの判断
これらは、
勉強だけでは身につきません。
仕事をしながら、
- わからない部分を調べる
- 必要なスキルを後から補う
この流れに入ることで、
成長は自然と加速していきます。
この順番で進めば、
少なくとも 「何をやればいいかわからない」状態 にはなりません。
- 今はどの段階なのか
- 次にやるべきことは何か
これが常に見える状態になります。
詳しいロードマップはこちらの記事で書いていますので
さらに知りたい方はみてください
まとめ
独学で一番つらいのは、
作業量でも、難しさでもなく、迷い続けることです。
僕も、動画編集は独学で始めました。
当時はお金もなく、
「まずは独学でやるしかない」
そう思っていたからです。
でも、独学で何度も挫折してきた中で、
一番つらかったのはスキル不足ではありませんでした。
- 「何をしたらいいのかわからない」
- 「このまま進んでいて意味があるのか分からない」
道筋が見えないまま、情報だけを集めて、
YouTubeを見て「勉強した気」になって、
でも前には進めていない。
そんな時間を過ごしていました。
だからこそ、
当時の自分と同じように、
独学で迷っている人に向けて
この記事を書いています。
結果的に、僕は途中で環境を変え、
ロードマップが用意された教材を使ったことで
0→1を達成することができました。
もし、この記事が
「今の自分、ここで止まってるな」
「次にやることが少し見えた」
そう感じるきっかけになっていれば幸いです。









